こうなれば幸せになれるという思い込み

こうなれば幸せになると考える人は少なくありません。

何かの出来事による幸せの期待です。

しかし、何が自分を幸せにするか、そんな予測は当てになりません。

何かを得て幸せになるとは限りません。

私たちはポジティブな事柄を求めますが、それで幸福になるとは限りません。

未来の予測だけに頼って生きていてはダメなのです。

自分の価値観を考え、それに従って行動すべきです。

自分のすべき事を考えても、将来の予測をしても見当違いになりかねません。

こうなれば幸せになるという考えは金銭面で顕著です。

金銭で幸せになれると思うのです。

お金が有れば幸せになれるという思い込み。

衣、食、住の基本的ニーズ以上の金銭で、著しく幸せにはなれません。

心理学では二つの事が分かりました。

一つ目は最初よりもレベルが上がったとき、人は得たものを楽しむよりも喪失を恐れるということ。

第二は、自分に努力と達成を課すようになることです。

完璧な選択をすべきと考えるのです。

深呼吸し、体を解放するのを自ら難しくするのです。

私たちの不幸の多くは金銭であれ、テニスであれ、他人との結果です。

たとえば、テニスの試合で相手に勝つと気分が良いでしょう。

自分の方から上手いと感じられるからです。

実力以上の様々な要素については考えません。

上手いとはどういうことかルールは誰が決めたのか?

そんなことは考えずにプレーします。消費文化は他社との比較です。

他人より多くを持ち、全て思い通りにしょうとしてもダメです。

望みどうりでなければ嫌というのであれば、感謝や尊敬をするのが困難になります。

コーヒ専門店に行き17種類のコーヒの中から、自分にとって完璧なものを選ぶのが幸せだと言っているようなものです。

幸せを阻む思い込みから、抜け出す方法があります。

神経回路を形成する脳の力が変化を生みます。

前の記事では自らの幸せに責任を持つことでしたが、第二は、思いやりや許しの気持ちを育む、許しの実践です。

過去と折り合って幸せになります。いかなる傷にも苦悩が必要です。

誰にでも怒り、混乱する悲しみの期間が有ります。

問題は苦悩から癒しへの移行です。それは許しが必要です。

頭の中で何度も痛みや苦しみを感じ、悲惨な気持ちを思い返すことで、神経回路と内分泌反応が妨げられ、それを許さなければ、その体験への恐怖が傷自体より深くなります。

許しが必要なのです。

許しを行うとき、人は自分と相手を同時に許します。

そうすることで、癒しと幸せのエネルギーが得られるのです。

憎しみの固執は自ら毒を飲むようなものです。許しによって自分の怒りや傷を癒せます。

喪失感に暮れるのではなく、今いる人を愛することを学ぶのです。

自分が安らかでいられるということです。苦しい経験をしても優しさを失わないことです。

それだけのことです。

つらい過去の捉われず、現在を穏やかに生きましょう。

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自分を変えたいと思うときはどんなときでしょうか。 生きることが楽しいければ、あえて自分を変えようとは思いません。 むしろ、今の自分に満足しています。満足は自ら積極的に生きているときに得られるものです。 そうして考えてみると、もっと積極的に自分を出したいと思ったときは、自分自身の気持ちの変化の現れではないでしょうか。 つまり、今まで自分を抑えて生きてきたことからの脱皮宣言のようなものです。

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